太陽のダイナミクス

太陽では不思議な現象がたくさん

特殊なフィルターを取り付けていない望遠鏡で太陽を見ると、太陽表面が写ります。太陽表面には日によって黒点が存在しています。太陽表面を高分解能の望遠鏡で拡大して見ると、黒いシミのようだった黒点には、複雑な模様があることが分かります。また、表面の黒点以外の部分も常に様子が変化していることが分かります。

特殊なフィルターを取り付けた望遠鏡で見ると、更に色々な現象が見えてきます。黒点の上空にはループ状の構造が存在し、そこでは時々爆発現象が起きます。また、別のフィルターを取り付けて観測すると、表面から立ち上る雲のような構造が見えます。

このカテゴリでは、太陽大気で観測される様々な活動現象を紹介します。それらの多くは磁場が重要な役割を果たしていますが、まだその仕組みをすっきりと説明できないものもあります。

記事一覧

このカテゴリに含まれる記事のタイトルと要約の一覧です。

黒点:磁場が通り抜ける「穴」

太陽表面に現れる黒点。遠くから見るとホクロの様ですが、詳しく見ると複雑な構造をしています。望遠鏡がとらえた黒点の姿を紹介し、「黒点とは何か?」という疑問に答えます。

粒状斑:太陽表面での対流

太陽表面を拡大して見ると、味噌汁のような熱対流の様子を観察できます。この粒状斑と呼ばれる現象の物理は今やよく分かっています。一方で、太陽表面には超粒状斑と呼ばれるもっと大きな対流も存在していますが、こちらの起源については未だに分かっていません。太陽表面での熱対流に注目します。

活動領域:フレアの量産源

太陽大気に気まぐれに現れる「活動領域」ではたくさんのフレアが観測されます。この活動領域は磁場が複雑に絡まった場所であることが分かってきました。太陽大気の中でも特に磁場の強い領域がどのようにして生まれるのか、現在の理解を説明します。

フレア:太陽大気で起こる爆発

太陽大気では時々、フレアと呼ばれる爆発現象が起きます。フレアを詳しく観察すると、いろいろ不思議な現象が見られます。望遠鏡が捉えたフレアの姿や現在考えられている物理メカニズムを説明します。

プロミネンス:コロナに浮かぶ謎の雲

執筆中です。公開までお待ちください。

太陽風:常に噴き出すスプリンクラー

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